2011年9月10日土曜日

一段落?ラストスパート?

NYでの仕事は個人的には夏が一番忙しい。短くて貴重な夏だが、夏休みは夏の間には取れないのが現実。

その忙しかった原因である業務も今日で一通り終了。正確には、一旦終了。

これからは、今日までに集めた情報を月末の日本本社での役員報告へむけてプレゼン作成。もちろん実際のプレゼンは自分ではやらないが、資料を作るのは自分だ。これが終われば漸く僕の夏休みがくる。

今回、情報を集める段階でわかったことが、自分の中で向上心・好奇心・義理・家族などが複雑に絡み合っていること。

どれを追求するかによって大きく運命を変えられる立場にいるのかも知れないが、まだ今この時点で正しいと思う優先項目を結論として導き出すことが出来ていない。

ただ一つ、明確なのは、初めて自分の社会人人生の中で、与えられた選択肢の中からではなく、純粋に自分からやりたいと思うものが見つかった。

大切なので、まずは目の前の与えられた仕事を満足いく形でやり遂げてから、色々な意見を聞き、自分でしっかりと考えて、自分で結論を出していきたい。

ん?これって気がついたら、自分が部下に求めている行動では?!

2011年9月8日木曜日

迷い

ちょうどブログを再開し始めて、軌道に乗りかけたところで震災が発生した。NYにいる身としては、自信を感じることもなく、ただただ平穏な朝だった。

息子とともに起床。リビングに向かい、何気なくテレビをONして、日本語放送でちょうど日本で同時刻に生放送している夜のニュースを見ると、波が田園を飲み込んでいく映像が。

状況が理解できない。

確かに田園の感じは日本っぽい。
でもそれがなぜ波?濁流?に飲み込まれているかがわからない。

しばらく見ていると漸く流れていた音声の内容が頭に入ってくる。地震だ。そしてそれによる津波だ。

昔、奥尻島の一部を津波が飲み込んだとニュースで見たことがあったが、映像は見たことがなかった。なので津波の驚異を見るのは初めて。そりゃ意味がわからないわ。

あの朝からほぼ半年が経とうとしている。直後は呑気に何か書く気にもなれなかった。その後は、日本語で書く自分の周りの出来事と、目に入ってくる日本語でのニュースや記事とにギャップがあり過ぎて、不自然な気がした。それに遠く離れていることによる無力感もあった。それに加えて遠く離れたところから、この出来事についてあーだこーだ言われたくないだろうとも思った。

でもあれから半年。奇しくもそれはNYで起きた最も悲惨な出来事、9.11の同時多発テロから10年目の節目のとしに当たるのと同じ日だ。

今年のマンハッタンは、マンハッタンへ入るトンネルや橋、公共交通網、近くの飛行場、全てに厳戒態勢が敷かれており、異常なまでのピリピリムードだ。

とりあえずはこの節目の日を前に、ブログを再開するきっかけを作ってみた。

これからどう進めるか、また良かったら連絡下さい。